カントメ地区 復旧治山工事 RF1101A921
- 施工地域: 大仙市協和荒川字カントメ
森と人の共生を守る|カントメ地区 復旧治山工事
■ 概要
秋田県大仙市協和のカントメ地区において、斜面の崩落を防ぎ、地域の豊かな自然と暮らしを守るための「復旧治山工事」を完遂いたしました。
本工事の使命は、不安定になった山腹斜面を整え、適切な排水対策と植生工を施すことで、土砂災害から地域の安全を支えることです。施工中、現地調査により判明した湧水に対しては、「暗渠工(あんきょこう)」を迅速に追加。地中の水分を適切に逃がすことで、斜面の安定性をより強固なものにしました。
また、近年の猛暑を受け「熱中症対策に資する現場管理」を積極的に導入。最新の気象モニタリングや休憩環境の整備を行い、作業員の安全確保を最優先にした次世代のマネジメントを実践しました。厳しい地形条件を克服し、高品質な施工を実現することで、未来へつなぐ安心の基盤を築いています。
■ 発注者
秋田県 仙北地域振興局 農林部
■ 工事概要
| 工事名 | 令和元年度(ゼロ国) カントメ地区 復旧治山工事 |
|---|---|
| 施工場所 | 秋田県大仙市協和荒川字カントメ 地内 |
| 工期 | 2020年3月30日 ~ 2020年12月10日 |
| 主要目的 | 山腹斜面の安定化、排水機能の整備、および緑化による復旧 |
■ 主な工種
※専門用語をクリックすると解説が表示されます(イメージ)
- ● 山腹基礎工(のり切工・盛土工)
バックホウ等の重機を使用し、不安定な斜面を切土・整地。約4,200m³の土砂を崩落しにくい適切な形状へと整え、山そのものの体力を回復させました。 - ● 土留工(鋼製カゴ枠・コンクリート土留)
地盤の動きに柔軟に馴染む「鋼製カゴ枠」と、強固に山脚を固定する「コンクリート土留」を併用。多層的な防護壁により、土砂の流出を物理的に遮断します。 - ● 排水・水路工(暗渠・集水枡)
「暗渠工(地中の水を通す道)」を整備。現場で確認された湧水に対しても、この道を作ることで地滑りリスクを根本から取り除きました。 - ● 山腹緑化工(植栽工:スギ1,702本 / ヤマハギ466本)
地域の生態系に配慮し、苗木を一本ずつ丁寧に手植え。植生マットで表面の浸食を防ぎ、数十年後の豊かな森の再生を支援します。
【技術者のこだわり】
「治山工事は、単なる土木作業ではなく、数十年後の山の姿をデザインする仕事です。目に見える構造物はもちろん、地中の水抜きや一本の苗木が、地域の方々の安心へとつながります。これからも確かな技術と誠実な施工で、環境との共生を支えてまいります。」








