令和5年度 橋補修交―第2号 上ノ山橋橋梁補修工事

令和5年度 橋補修交―第2号 上ノ山橋橋梁補修工事

               

上ノ山橋 橋梁補修工事 ― 未来へつなぐ橋の再生

■ 概要

秋田県大仙市協和中淀川地区。高速道路を跨ぎ、地域の物流と生活を支える重要な「上ノ山橋(館野千着線)」の長寿命化リニューアル工事を実施いたしました。

本工事の使命は、目に見える補修だけでなく、「次の世代まで安心して使い続けられる橋」へと再生させること。施工の過程で発見された内部の微細な劣化も見逃さず、断面修復の範囲を当初計画の約2倍(1.30m³)へと拡張し、構造そのものの強度を根本から引き上げました。

さらに、高速道路へのコンクリート片落下を防ぐ「剥落防止シート」の密着性を高めるため、下地調整の面積を大幅に増やすなど、見えない基礎工程に一切の妥協を許さず取り組んでいます。地域の暮らしの基盤を支え、未来の安全を守る。私たちの技術の粋を集結させたプロジェクトです。

■ 工事概要

工事名 橋補修交―第2号 上ノ山橋橋梁補修工事
発注者 大仙市
施工場所 大仙市協和中淀川字千着地内
工期 2023(R5)年6月12日 ~ 2023(R5)年11月30日

■ 主な工種と技術のこだわり

  • 1. 剥落防止対策工(FF-TCC工法)
    主桁や壁高欄など計473.2m²に特殊な透明シートを貼付。コンクリートの剥落を防ぐのはもちろん、透明な素材を採用することで「施工後の異常も早期発見できる見える化」を実現。環境負荷を低減しつつ、点検の効率性も高めています。
  • 2. 断面修復工(左官工法)
    劣化した部分を丁寧に取り除き、鉄筋の防錆処理を施した上で、高耐久な遮塩モルタルで補修(1.30m³)。塩害や中性化から橋を守り、新品同様の耐久性を取り戻しました。
  • 3. 橋面防水工 & 舗装打換え工
    床版の腐食を防ぐ「流し貼り型シート防水(227.2m²)」を施工。その上に最新の改質アスファルト舗装を施すことで、雨水の浸入をシャットアウトし、ドライバーの皆様へ快適な乗り心地を提供します。

確かな技術で、地域のインフラを未来へ。

完成後の上ノ山橋は、均質で美しいコンクリートの質感と、段差のないスムーズな路面を実現しました。私たちはこれからも、高度な専門技術と「地域への想い」を胸に、大仙市の安全な道づくりと環境との共生に貢献してまいります。