広域河川改修工事 05-KA20-89

広域河川改修工事 05-KA20-89

               

■ 概要:最新技術で挑む、地域の安全を未来へつなぐ河川改修

本工事は、秋田県内を流れる河川の氾濫を防ぎ、地域住民の皆様の安全な暮らしを守るための「広域河川改修工事」です。近年の激甚化する豪雨災害に備え、堤防の補強(築堤)および川岸の浸食を防ぐ護岸工を実施いたしました。

本プロジェクトの大きな特徴は、最新のICT(情報通信技術)を全面的に活用した「i-Construction」を導入している点です。地上型レーザースキャナを用いた高精度な計測と3次元設計データを連動させることで、品質の向上はもちろん、工期の短縮と現場作業の安全性向上を実現しました。

施工箇所は淀川と物川の合流点付近という治水上の要所でしたが、冬期間の施工においても除雪・安全管理を徹底し、周辺環境への負荷を最小限に抑えています。私たちは、確かな技術で「未来へつなぐ、安心の基盤づくり」に貢献しています。


■ 発注者

秋田県 仙北地域振興局 企画・建設課 河川砂防チーム

■ 工事概要

工事名 広域河川改修工事(築堤・護岸)
施工場所 秋田県大仙市 協和下淀川字馬場 地内
工事区分 河川改修・築堤護岸
ICT活用内容 地上型レーザースキャナによる3次元起工測量、3次元設計データ作成、ICT建設機械による施工、3次元出来形管理

🛠️ ICT技術「i-Construction」の活用

本工事では、地上型レーザースキャナによる高精度な3次元データの取得を基盤に、デジタル技術を施工の全工程に反映させています。

  • ● 地上型レーザースキャナ計測
    レーザー照射により現場の形状を数千万点の「点群データ」として取得。ミリ単位の極めて精緻な起工測量を実現。
  • ● ICT建設機械による自動制御
    3次元データと連動したMC(マシンコントロール)搭載建機により、複雑な法面整形も設計値通りに自動施工。
  • ● 3次元出来形管理
    レーザースキャナで完工後の形状を面的に計測し、高い透明性と信頼性を持った品質管理を証明。

■ 主な工種と確かな品質

  • ● 河川土工(掘削・盛土):約9,810m³
    河道を広げるための掘削(約2,410m³)および、堤防をより高く強固にするための築堤盛土(約7,400m³)を実施。ICT建機により土を均一に敷き均し、極めて高い締固め密度を確保しています。
  • ● 法面(のりめん)整形工:約1,570m²
    堤防の斜面を美しく、崩れにくく整える作業です。ICT技術により、設計通りの複雑な形状を正確かつスピーディーに仕上げ、手戻りのない施工を実現しました。
  • ● 護岸工(ブロック張工):約1,725m²
    浸食を防ぐため、自然な生態系を維持する「緑化型連結ブロック」を採用。強固な基礎工とあわせ、景観と安全性を両立させています。
  • ● 堤防天端敷砂利・付帯工事
    管理車両の走行や、緊急時の避難路としての機能を確保するため、頂部(天端)を舗装(180m²)しました。

私たちはこれからも、最新鋭の技術と地域への深い愛着を持って、
「自然と共生できる豊かな環境づくり」に邁進してまいります。